最近話題に事欠かない原油高。
単純に直接的に家計に影響するガソリン代だけの問題だけでなく、
石油エネルギーを中心とする今の文明は
ありとあらゆる方面でこの問題の煽りを受けています。
燃料代があがれば輸送コスト上がり、
輸出入や長距離輸送にかかる運賃が上がれば、
ほとんど全ての物の生産コストが上がります。
当然、生産コストが上がれば物価の上昇を招くか、
生産コストの他の部分のコストを削ります。
物価が上がれば消費は減り、経済は悪化します。
他のコストを減らすならば、他産業の収入が減り、
その従事者の消費が減って経済が悪化します。
さらには、原料そのものの原油の利用にも高騰は影響し生産コストに加わります。
それは、上記のサイクルに組み込まれて経済を悪化させます。
しかし、石油を第一エネルギーとしている社会ではこれを抜け出すことは不可能で、
資源の枯渇は常にアタマにあるわけですから
今後この状況はますます悪化するわけです。
農産物は原油高と関係ない、と思われてはいませんか?
残念ながら、農業には燃料としての原油の利用もさることながら、
ビニールや各種農業資材、肥料や農薬、果ては種や苗、土に至るまで
あらゆる部分で石油が関わってきます。
生産コストが上がらないわけがありません。
でも、なぜか店頭の食料品は、
ガソリンの価格上昇に比べて目に見えて変化がないですよね?
それっておかしいと思いませんか?
今は、日本の食糧事情を支える生産・輸入事情が競争社会の中で
なんとか需給バランスが取れているのでしょう。
だから、上記のサイクルの『他産業のコストを下げる』
つまり『生産者手取りを減らす(または、税金で補填する)』ことで、
スーパーなどの店頭価格は据え置きに、
供給過多を良いことに生産者に競争させているのではないでしょうか。
さらに、競争に競り勝つために生産者は、生活のため
さらに生産コストを下げるべく、様々な『努力』をせざるをえないわけですが、
それはまた他の業種や自然界に負担をかけていくことになるのではないでしょうか。
つまり、言いたいのは、今のグローバル化した消費社会は
危機的な問題をはらんでいるのだという現実であり、
それに甘んじているほど世の中は長く持たないという現実です。
・・全て、現実です。
今、必要とされるのは『小さな循環型社会(農業)』です。
決して、小さな政府、では無いです。
小さな循環型社会とは、地産地消、心土不二、有畜複合農業、有機農業、
食農教育、エコ、3R、顔の見える商売、里山ビオトープ、・・・etc であり、
今の社会全体の向かっている方向とは、本当のベクトルが異なります。
実際、皆気づいているはずです。
気づいていても、仕方ない、できない、無理、でいるか、
気づかないふりをしているのではないでしょうか。
そう信じたいです。
一部の現場では、実際に様々な方法で取り組みが行われてきています。
しかし、なぜか行政やJAなど大きな単位になると、その取り組みは
非常に緩慢であるといわざるを得ません。
何故緩慢であるか、などということは、語るまでも無く、誰でも想像がつきます。
だから『気づいていても、仕方ない』のです。
・・現実は、刻一刻と現実のまま未来へと進んでいます。
皆、不安を抱えつつ、未来へと進んでいます。
自分だけはその不幸な未来から逃れたい、逃れられる、逃れる、
と思っていませんか?
・・僕は、思ってしまいます。
でも、そう思いたくないから、行動しなければ意味がありません。
考えなければ、行動できません。
理想を持たなければ、考えられません。
理想とは、ピースフル・ワールドであること。
自分のため、の半分を、誰かのため、に使いましょう。
久しぶりに、吼えてます!!
がおー!!
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